11 reasons the Heat won’t go 72-10

原文:USA TODAY


Michael Jordan はやり遂げた。LeBron にはおそらく無理だろう。それでも問題ない。

1995-96年シーズンのシカゴ・ブルズは、レギュラーシーズン中に72勝を記録した。プレイオフでも18戦15勝。シアトル・スーパーソニックと戦ったNBAファイナルを征する。Michael Jordan はシーズンMVP、Toni Kukoc はシックスマン賞を勝ち取る。さらに Jordan は得点王、Dennis Rodman はリバウンド王に輝く。

つまり、1995-96年シーズンのシカゴはすべてにおいて勝利した。そして、72勝10敗はNBAレコードだ。

LeBron James は常に Jordan と比較され、マイアミ・ヒートはブルズと比較される。しかし、ヒートが3連覇を成し遂げても、ブルズの記録は神聖なものであり、聖域であろう。70勝に到達したチームはほかにいない。

ヒートが72勝に届く可能性はあるだろうか。おそらく無理だろう。2013-14年シーズンのスケジュールが発表されたので、ヒートが10回以上負ける、11の理由を考えてみよう。

11. No divisional competition.

これはヒートにとって好都合かもしれない、72勝の話ではないなら。Derrick Rose 率いるブルズや、インディアナ・ペイサーズが、ヒートをある程度は追い込むだろう。しかし、下位チームのシャーロット・ボブキャッツやオーランド・マジック、中堅チームのアトランタ・ホークスやワシントン・ウィザーズとの試合では負けない。これでは無気力になってしまう。

10. Young point guards.

Mario Chalmers と Norris Cole はヒートを2連覇へ導いたが、その途中で足を引っぱることもあった。ブルズには、すべてのポジションにベテラン選手がいた。Chalmers と Cole も良い選手だがまだ若く、シュートを打ち急ぎ、ミスを犯す傾向がある。

9. A full season of “Birdman.”

Chris Andersen の加入は昨シーズンのヒートにとって非常に大きく、NBAファイナルへ進出できた要因であろう。しかし、タトゥーまみれの彼はこれまでチームの輪を乱してきた。シーズンを通してマイアミで過ごすことになるため、彼への注目度は高まる。

8. No Mike Miller.

NBAファイルで Miller をスターターに起用したことは、ヒートを刺激する上でとても重要だった。しかし、ヒートは出費を抑えるために、アムネスティ条項で彼を解雇した。James Jones は、失ったシュート力を補えるだろうか。

7. The strengthened Eastern Conference.

ブルズとペイサーズはさらなる補強に成功した。ブルックリン・ネッツは改革し、優秀なベテラン選手を手に入れた。クリーブランド・キャバリアーズとデトロイト・ピストンズも、勝てるチームへと生まれ変わった。今年の東地区は、西地区ほどではないが向上している。

6. Greg Oden being Greg Oden.

ヒートがあのビックマンと契約したことは賢い選択だった。そして健康であれば、インサイドの問題をある程度は解決してくれるはずだ。しかし、それは何を意味するだろうか。彼は3年間、まったくプレイしていない。何を期待すべきなのか、誰もわからない。もし彼が活躍した後にケガをしたら、ヒートのリズムを壊すかもしれない。Oden は悲劇のヒーローだ。成功してもらいたいが、膝のケガは難しい。

5. Slow starts.

ヒートは昨シーズン、最初の20試合で6敗を喫している。その前のシーズンでは、最初の16試合で5回の敗戦だった。2010-11年シーズンでは、最初の19試合で8回も負けている。スランプに陥れば、それが短期間であっても、11月のものであったとしても、72勝への挑戦を終わらせるには十分だ。

4. Dwyane Wade’s knee.

ヒートのスターは James だが、健康な Wade がNBAで5本の指に入る選手であることに変わりはない。これはたびたび起こる議論だ。Wade は昨シーズンの終盤、ケガを負いながらプレイし、そのままプレイオフを迎えた。Wade のケガはヒートの勝機を奪う。LeBron の調子が悪ければ、状況はもっと深刻だ。

3. Rebounding.

ヒートは昨シーズン、リバウンド数で最下位だった。Oden の加入と、Andersen のシーズンを通したプレイにより、多少は改善するだろう。しかし、それでも問題は解決しない。そして、彼らが活躍できる時間はせいぜい15分から20分だ。

2. Why now?

ヒートは昨シーズン、66勝をあげた。それには27連勝が必要だった。来季、彼らを向上させる要素が何かあるだろうか。彼らのロスターは、ピークをちょうど迎えた選手、ピークが過ぎた選手、若手の Chalmers と Cole で構成されている。誰かが大活躍でもしない限り、大きな向上は期待できない。

1. 72.

あの勝ち数を上回る方法が思いつくだろうか。1995-96年シーズンのブルズは8戦7勝のペースを維持した上で、2勝を上乗せしている。ヒートは昨シーズン、27連勝を記録しながらも、残り5勝というところにさえ迫れなかった。69勝がそれにもっとも近い記録であり、1996-97年シーズンのブルズがその一例だ。

ヒートの72勝をカウントするのは止め、挑戦する姿を楽しもう。




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