原文:ESPN
ボストン・セルティックスのGMを務める Danny Ainge が「伝説」と表現した、Isaiah Thomas の2016-17年シーズンを振り返る。
Feeling the Heat: 印象的な活躍を続ける中、Isaiah はマイアミ・ヒート戦の第4Qに29得点、合計52得点を記録。その試合を会場で観戦した母親について『客席を見たら、おかんが「50」と言っているようだった。それならやってやろうと。』
You know what time it is: ワシントン・ウィザーズとの試合で Isaiah は第4Qに20得点を記録し、ボストンを勝利に導く。その重要な局面でプルアップスリーを決めると、手首を指差しながらコートに戻り、『誰の時間かわかってんだろ』と叫んだ。以後、それが彼のトレードマークとなった。
Player of the Month: 12月の月間MVPに選ばれなかったことを不満に感じていた Isaiah は、さらなる活躍で存在感を示した。1月の平均得点はセルティックス選手の月間記録として歴代4位の32.9、最終日のデトロイト・ピストンズ戦でも41得点、8アシストを記録。
A Celtics scoring record: 10月から2月にかけて、Isaiah は John Havlicek の記録を超えるセルティックス史上初の43試合連続20得点を達成。その直後のアトランタ・ホークス戦で記録が途絶えると『また塗り替えればいいだけのこと。』
A call from KG: ブルズとの第3戦。Isaiah は一時帰郷したあと、Garnett から1本のビデオメッセージを受け取る。チームメイトと一緒に観ることを決め、勝利とともに結束が深まった。
No rest vs. Wizards: 妹の告別式に参列した数時間後、悲しみの大陸横断となったはずだが、Isaiah はワシントン・ウィザーズとの第1戦に臨む。第1Qに前歯を失うも、33得点で勝利。『バスケットボール、コートでプレイすることがオレを前に進めてくれる。』
Film with Kobe: ウィザーズに2連勝したあと、Isaiah は Kobe Bryant から試合のアドバイスを受けていたことを明かした。『 Kobe が連絡してきたのは本当に驚いた。ワシントンの実家にいたとき、電話で話していたら、おかんがしきりに相手は誰なのか聞いてきた。Kobe だと伝えると、興奮を隠せない様子だったよ。』
Playing through pain in Game 7: 多くの伝説が生まれる第7戦、負傷欠場が心配された Isaiah は29得点、12アシストを記録。試合前に、 Paul Pierce と LeBron James が対決した2008年プレイオフを観たという。『予習だよ。大一番になることがわかっていたから。簡単な試合でないこともわかっていた。その結果がこの勝利だった。』
ボストン・セルティックスのGMを務める Danny Ainge が「伝説」と表現した、Isaiah Thomas の2016-17年シーズンを振り返る。
2016年7月
The KD recruiting trip: Isaiah は、セルティックスが Kevin Durant のボストン加入を実現するために選出した勧誘チームの一員だった。そのとき、Ainge が同行を依頼したNFL選手 Tom Brady とお互いの電話番号を交換。今でもメールを交換する仲の彼からアスリートのイロハを学んでいる。2016年8月
IT meets AI: 幼少期からのアイドルとして Allen Iverson に憧れる Isaiah は、Iverson 主催のイベントに参加すべくフィラデルフィアへ向かい、サイン入りのジャージと新たな刺激を得る。Isaiah の友人が撮影したビデオには、Iverson と面会して落ち着かない様子の彼。Iverson が現役時代に記録したスタッツを再確認し、飛躍には数字的な成長が必要だと悟る。2016年9月
Thomas surprises a fan: Isaiah が14歳のバスケ少年 Robbie McNulty を訪ねた、マサチューセッツ・ケンブリッジでの出来事が話題になった。二人はテレビ番組に出演し、レギュラーシーズン中の試合でも再会。2016年10月
Setting the bar high: セルティックスの顔として足らないものを考えた Isaiah は新たな目標を設定。『オールスター出場とオールNBA選出、いずれはMVPも。口だけじゃない。はっきりとした目標だ』と語った。無茶な話だったかもしれないが、2回目のオールスター出場とオールNBAセカンドチームを達成、そしてMVP候補としても実際に名前が挙がった。2016年11月
Sneaks into train station: Nike はボストンにて、Isaiah が2011年ドラフトの最終順位で指名されたことをテーマにした広告「 Pick Me Last Again 」を展開。ファンがサウス駅の様子を見に行くよう勧めると、Isaiah は夜間に潜入して妻と写真を撮った。『夢のようだった。言葉にならない。』2016年12月
Career high: Isaiah はそれまで記録したことがなかった40得点を、メンフィス・グリズリーズ戦の44得点を皮切りに5回も達成。Iverson の言葉をなぞるように、試合後のインタビューで『 I'm a killa 』と叫んだ。Feeling the Heat: 印象的な活躍を続ける中、Isaiah はマイアミ・ヒート戦の第4Qに29得点、合計52得点を記録。その試合を会場で観戦した母親について『客席を見たら、おかんが「50」と言っているようだった。それならやってやろうと。』
2017年1月
KG puts IT in the MVP race: 12月下旬の活躍を受け、セルティックスの先輩 Kevin Garnett は自身のテレビ番組にて Isaiah がMVP候補のひとりであると宣言。『マジメな話、もし Russell Westbrook と James Harden が順調でないようなら、Isaiah の存在を考慮すべきだろう。彼の貢献度なら当然のこと』。そんな Isaiah もテレビドラマ「 Game of Thrones 」の「 King In The North 」をもじったニックネーム「 King In The Fourth 」を名乗る。You know what time it is: ワシントン・ウィザーズとの試合で Isaiah は第4Qに20得点を記録し、ボストンを勝利に導く。その重要な局面でプルアップスリーを決めると、手首を指差しながらコートに戻り、『誰の時間かわかってんだろ』と叫んだ。以後、それが彼のトレードマークとなった。
Player of the Month: 12月の月間MVPに選ばれなかったことを不満に感じていた Isaiah は、さらなる活躍で存在感を示した。1月の平均得点はセルティックス選手の月間記録として歴代4位の32.9、最終日のデトロイト・ピストンズ戦でも41得点、8アシストを記録。
2017年2月
Almost an All-Star starter: Isaiah は2年連続でオールスターに選出されたものの、同点の DeMar DeRozan がファン投票の結果で優先され、惜しくもスターターを逃す。オールスター本戦ではその悔しさを晴らす44得点。ちなみに、2月頭のトロント・ラプターズ戦でも44得点を記録していた。A Celtics scoring record: 10月から2月にかけて、Isaiah は John Havlicek の記録を超えるセルティックス史上初の43試合連続20得点を達成。その直後のアトランタ・ホークス戦で記録が途絶えると『また塗り替えればいいだけのこと。』
2017年3月
The hip injury: 3月は Isaiah にとって厳しい期間だった。その理由は今ならわかるだろう。彼が右でん部を負傷したのは3月中旬のミネソタ・ティンバーウルブズ戦。その試合では27得点を記録したものの、次の2試合を連続で欠場した。2017年4月
Unimaginable grief: セルティックスが東地区の1位シードを確定させて迎えたプレイオフ前夜、Isaiah の妹 Chyna が単独の交通事故で亡くなってしまう。Isaiah が悲しみに耐えつつコートに立ち、8位シードのシカゴ・ブルズに2連敗を喫すも、そこから4連勝。A call from KG: ブルズとの第3戦。Isaiah は一時帰郷したあと、Garnett から1本のビデオメッセージを受け取る。チームメイトと一緒に観ることを決め、勝利とともに結束が深まった。
No rest vs. Wizards: 妹の告別式に参列した数時間後、悲しみの大陸横断となったはずだが、Isaiah はワシントン・ウィザーズとの第1戦に臨む。第1Qに前歯を失うも、33得点で勝利。『バスケットボール、コートでプレイすることがオレを前に進めてくれる。』
2017年5月
Birthday game: 妹が生きていれば彼女の23歳誕生日。Isaiah はキャリアハイの53得点、第4Qとオーバータイムだけでも29得点を記録。試合前に前歯の手術を受け、痛みに耐えつつも想いは妹にあった。『オレができるのは彼女のためにプレイすること。』Film with Kobe: ウィザーズに2連勝したあと、Isaiah は Kobe Bryant から試合のアドバイスを受けていたことを明かした。『 Kobe が連絡してきたのは本当に驚いた。ワシントンの実家にいたとき、電話で話していたら、おかんがしきりに相手は誰なのか聞いてきた。Kobe だと伝えると、興奮を隠せない様子だったよ。』
Playing through pain in Game 7: 多くの伝説が生まれる第7戦、負傷欠場が心配された Isaiah は29得点、12アシストを記録。試合前に、 Paul Pierce と LeBron James が対決した2008年プレイオフを観たという。『予習だよ。大一番になることがわかっていたから。簡単な試合でないこともわかっていた。その結果がこの勝利だった。』
ブログ:BOSをカンファレンスファイナルまで導いたIsaiah Thomasの伝説的な1年を時系列で振り返る翻訳記事。動画も多数。MVPには選ばれなかったものの、Westbrookの年間トリプルダブルと併せて語り継ぐべきでしょう。https://t.co/Dbd8FXmnaG pic.twitter.com/VZO9CW3mP3— Hikki Sicks (@hikki76) August 31, 2017
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