KD still figuring himself out


先日、Kevin Durant が Twitter 上でファンの質問に対して『彼はオクラホマシティ・サンダーという組織、Billy Donovan のことが好きじゃない。ロスターもそれほど良くなかった。彼と Russell Westbrook だけのチームだ。Russ がいなくなったら、どれほどヒドくなるのか想像してほしい。KD が残りの連中と優勝できるわけない』と第三者の視点で答え、裏アカウントのつもりだったのではと話題になった。


そして後日、テクノロジー系のイベントに登壇した Durant は自分の発言であったことを認め、こう話した

ファンと交流するために Twitter を利用している。今回はやりすぎてしまった。僕はバスケットボールを愛しているのに。Twitter 上でファンと交流したり、言い返すことに後悔はない。これからも続けるよ。でも、ヘッドコーチやチームの名前を具体的に挙げてしまったことは反省している。



本人の言葉を信じるなら、他人を装って自己擁護したかったわけではなく、「そう言ってほしいんでしょ」という嫌みも含む冗談だったように受け取れる。また、Twitter の騒動が起こる前に、YouTube 上でもファンとこんなやりとりをしていた。

KD:ファイナルMVP仕様の新しいシグネチャーシューズが好評なようで感謝。僕への批判コメントが印刷されたインソールの真実を話しておこう。骨折の影響で特注のインソールを使っていたから、僕自身はあの批判コメントを踏みつけてないんだよ。

ファン:誰が他人の意見を気にするの?あんたでしょ。そんなこと気にするなよ。

KD:僕はバスケットボールをプレイしているだけで、特別な人間でも何でもない。20代後半の今も自分自身を探している。Twitter で出会いを求めたり、友達をからかったり、ビールも飲めば、テレビゲームで遊ぶ。君が思っている以上に、僕は普通の人間なんだ。

Durant 自身が認めているように、彼はバスケットボール選手として超一流でも、精神的に幼いところがある。ゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍したときも、確固たる自分をもつ Westbrook とは違うことに悩んでいる様子だった。

ファンやメディアに悪役を求められれば、そう演じて下手なジョークまで言い始めてしまう。その結果、2日間の不眠絶食で自己嫌悪に陥る。スーパースターの理想像とは程遠いかもしれないけれど、共感できる部分も多いのではないだろうか。




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