両カンファレンスを代表する選手同士の対決ではなく、LeBron James と Stephen Curry がキャプテンとなってチームメイトをドラフトした2018年NBAオールスターは、久しぶりに真剣勝負が楽しめた。終盤の接戦も相まって、ディフェンス皆無のグダグダした昨年までの試合がまるでウソのようだ。
また、絶交しているはずの Kevin Durant と Russell Westbrook がオールスター期間中、歩み寄った様子を見せ、そうしたドラマでも注目を集めた。と言いたいところだが、私の見方は違う。この二人はライバルチームのライバル選手としてお互いに牽制しているだけで、個人の感情で嫌い合っているわけではない。再びチームメイトになれば、オクラホマシティ・サンダー時代と同じ仲間へと戻るだけだと、私は信じている。というのも、今年のNBAオールスターが成功した本当の理由につながるからだ。
近年のNBA選手たちは敵味方に関係なく親しすぎる傾向であり、それがまさにオールスター本戦の中身を退屈にした原因のひとつではないだろうか。気の合う仲間が集まって、文字通りに休暇を堪能していた。Durant や Westbrook のように普段はぶつかり合った上で、一時的に敵対関係を忘れて楽しむのが本来、オールスターのあるべき姿。
その仲良し文化を広めた張本人とも言える LeBron がもし意図的に Durant と Westbrook に機会を与え、さらに彼のもとを去った Kyrie Irving もオールスタードラフトで指名したとすれば相当な策士だ。ついでに自分がMVPなのだから。
ブログ:2018年NBAオールスターが大成功した本当の理由を推察、妄想してみました。キーワードは距離感。https://t.co/Iq0xBjLB4K pic.twitter.com/icvN7znGqR— Hikki Sicks (@hikki76) February 22, 2018
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