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Kawhi Leonard 騒動の経緯が時系列でわかる記事を翻訳。

2017年8月:サンアントニオ・スパーズは Kawhi Leonard が自分でリハビリを管理することに同意。2017年のウエスタンカンファレンスファイナルで足首を負傷したあと、彼はチーム専属医と治療に取り組んでいた。Leonard 側が2016年3月に負傷したと指摘する大腿四頭筋の治療も含まれる。

2017年9月30日:スパーズが、右太ももの腱を治療するとして Leonard のプレシーズン全休を発表。復帰時期は未定としたものの、開幕には間に合うと考えていた。

2017年10月14日:ヘッドコーチの Gregg Popovich は、Leonard がミネソタ・ティンバーウルブズとのシーズン開幕戦を欠場すると発表。

2017年11月15日:Leonard の欠場が続く中、Popovich は彼の状況について『割とすぐに復帰する。漠然としてるだろ。言った私もすぐにそう思ったよ』と語った。

2017年12月8日:同12日のダラス・マーベリックス戦で Leonard が復帰するとの情報。

2017年12月12日:出場時間を制限されたものの、Leonard がシーズンデビューを果たす。16分の出場で13得点、シュートは12本中6本の成功。

2017年12月15日:続くヒューストン・ロケッツ戦にも Leonard は出場するも2連敗。17分で12得点。スパーズはそれまで直近の9試合で8勝だった。12月中の彼はその後、出場と欠場を繰り返し、8試合中4試合に出場。時間制限が徐々に緩和されると、同30日のデトロイト・ピストンズ戦では28分の出場を記録。

2018年1月2日:Leonard が2試合連続で出場するのはシーズン2度目。31分でシーズンハイ25得点、8リバウンド。

2018年1月8日:この数試合で調子を戻していただけに非常に残念』と語った Popovich は、左肩の部分断裂を理由に Leonard がしばらく欠場すると発表。3試合の遠征にも同行しない。同5日のフェニックス・サンズ戦で負傷したという。

2018年1月13日:デンバー・ナゲッツとのホームゲームで復帰した Leonard は28分で19得点、9リバウンド、4アシスト、4スティールを記録し、スパーズも32得点差の勝利。これが彼にとってシーズン最後の出場となる。試合後、彼は大腿四頭筋のリハビリについて『不満はないけれど、1試合ではわからない。同じ状況を経験したベテラン選手と話した。彼らが言うには時間が必要だと。2週間、3週間、1カ月かもしれない。自分を取り戻すには』と話す。

2018年1月17日:リハビリに集中できるよう、Leonard の無期欠場が決定。スパーズはデンバー戦のあと、アトランタ、ブルックリン、トロントの遠征に向かったが同15日、最初のホークス戦で Leonard を出場させなかった。翌日、Leonard はセカンドオピニオンを聞くためにニューヨークの医師と面会。同17日、もっとリハビリが必要だと Popovich に電話で伝えた。その朝、チームも同様に発表し、Popovich は『私たちが望む結果を得られていない。彼はいらだちつつも、とにかく取り組んでいる。本当にプレイしたいと思っているからね。判断が間違っていたとしても、健康には慎重であるべきだ』と語った。

2018年1月22日:Leonard とスパーズの間でリハビリに関して意見の相違が見られるとの報道。彼の叔父でありアドバイザーでもある Dennis Robertson 氏はそれを否定、両者の関係は良好だと説明した。

2018年2月21日:チームから離れてニューヨークでリハビリに取り組む Leonard について、Popovich は『彼が今季中に復帰したら驚くね。残り試合も少なく、彼はまだ準備できていない。チャンスがあったとしても、最後の最後だろう。そんな状況で復帰させるのは難しい判断になる。だから、正直に理論的にそう思うわけだ』と話した。

2018年2月26日:Leonard が3月末に復帰する望みが残っているとの情報。彼は直近の3週間、さらなる助言を求めてニューヨークで過ごしていた。

2018年3月7日:1月13日以来、初めてメディアの取材に応じた Leonard はスパーズとの関係悪化を否定し、キャリアをサンアントニオで終えたいと語った。『すべては組織があってこそ。衝突は感じていない

2018年3月17日:ESPN記者の Adrian Wojnarowski 氏によれば、スパーズ選手たちが集まり、プレイオフに向けて Leonard の必要性を話し合ったという。Tony Parker が主導したとのこと。

2018年3月21日:Leonard がチームの定期撮影会に参加すべくホームアリーナに姿を現すも、試合前の練習が始まった途端に帰ってしまった。Manu Ginobili は、Leonard が戻らないことを前提に考えるべきだと主張。

2018年3月23日:Parker は自身が経験した大腿四頭筋のケガについて『 Leonard と同じ種類のケガだよ。でも、僕のほうが100倍深刻だったね』と話す。その発言が Leonard を怒らせ、関係がさらに悪化したとの噂。

2018年3月26日:Leonard は外部の医療機関でリハビリを続けるために再びニューヨークへ戻った。

2018年4月1日:Popovich の発言がさらに Leonard 側の人間を怒らせることになる。Leonard がニューヨークに戻って以来、何も連絡がないという。『彼らの準備が整う時期は検討がつなかい。彼が実際に戻ってくるまでわからない。すべて彼ら次第だよ

2018年4月14日:スパーズは、Leonard がゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレイオフ初戦を欠場すると発表。

2018年4月15日:Yahoo! Sports によれば、Leonard はプレイオフを全休するとの報道。

2018年5月1日:ニューヨークで6週間のリハビリを終え、Leonard とその叔父がサンアントニオに戻る。

2018年6月15日:Leonard がトレードを望んでいるとの噂。Wojnarowski 記者はロサンゼルス・レイカーズが有力と伝えた。

2018年6月17日:Popovich が南カリフォルニアに向かい、Leonard と面会。問題を解決すべく、数週間前から計画していたという。

2018年6月21日:ドラフトを目前に、レイカーズがトレードの可能性をスパーズに問い合わせるも話は進展せず、完全に断られたとの報道。

2018年6月22日:スパーズのGMである RC Buford はドラフト後、Leonard についてあらゆる選択肢を探ると語った。ただし、あくまでも残留が最優先とした。

2018年6月27日:レイカーズが LeBron James を獲得するためには、Leonard の存在が鍵を握っているとの報道。再びスパーズと話し合ったという。

2018年6月28日:スパーズが複数のチームと交渉を開始。Leonard のトレード先にはレイカーズ、ボストン・セルティックスが挙がった。大きな見返りを求めて、本格的に動き出す。

2018年7月7日:Parker がシャーロット・ホーネッツとの契約に合意し、17年も過ごしたサンアントニオを去ることに。『 Kawhi との関係は良好だよ。一度もケンカしたことすらない』。翌日、メンフィス・グリズリーズが提示していた Kyle Anderson へのオファーシートにマッチしないと、スパーズは決断。

2018年7月16日:Leonard がいわゆるスーパーマックス契約、5年約2億ドルの資格を得る。ただし、スパーズに残留しなければ意味はない。

2018年7月17日:レイカーズ、セルティックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの交渉が進展せず、スパーズはトロント・ラプターズを含む複数のチームと話し合いを継続。その一方で、Leonard がアメリカ代表キャンプへの参加を考えていると報道。

2018年7月18日:ラプターズとスパーズが、Leonard と DeMar DeRozan を中心としたトレードに合意。2週間にわたって交渉していたという。



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