Jeremy Lin on 60 Minutes

原文:CBS Sports


今となっては明らかなことだが、Linsanityは一時的な成功ではなかった。Jeremy Lin は確実にやれる。彼は本物だ。

ロケッツと大型契約を結んだ彼は、1試合平均13.1得点、6.1アシストを記録し、ニューヨークで起こった昨年の爆発を継続している。James Harden と彼は、NBAでもっとも強力で、なおかつ関心度の高いバックコートコンビのひとつだ。

現段階でLinを疑っている人は、ただ注目していないだけだろう。彼が優秀であることは明らかだ。

しかしどういうわけか、彼は長きにわたって見落とされていた。それは大学探しから始まる。

Linは、日曜日に放送される『60Minutes』でインタビューに答え、自身が注目されなかった理由について語った。覚えておいてほしい。Linはパロアルト高校での最終学年時に、カリフォルニア州の最優秀選手に選ばれている。

そこそこの選手だったのだと思うよ。」と、Linはきまり悪そうに話す。

冗談だろ、そこそこなんて。

そうですね、受賞はしたものの、私が最高の選手というわけではなかったのでしょう。」と、Linは語る。「チームの成功が大きく関係しているのでは。

なるほど、確かにチームは成功している。Linが通った高校のチームは彼の最終学年時に32勝1敗の成績を残し、州大会で強豪のマーテル・デイ高校を破って優勝している。

しかしそれでも、ディビジョン1に所属する大学から奨学金の申し出はなかった。スタンフォード大学や、南カリフォルニア大学(USC)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)だけでなく、カリフォルニア大学アーバイン校やペパーダイン大学といった中堅どころからもない。どこからもなかった。

どうしてだろうか。

僕のなかで明らかに思うのは、僕がアジア系アメリカ人だからだよ。」と、Linは Charlie Rose に話す。「それはまったく別問題のはずだけど、障壁になっていたと思うよ。

アジア系アメリカ人であることがどのようにバスケットボールと関係し、なぜそうなりうるのか、Linに質問した。

固定観念だよ。」と、Linはシンプルに答える。

彼は乗り越えた、大きなことを。ハーバード大学に入学し、大活躍するも、ドラフトにはかからず、サマーリーグとDリーグで名を上げると、ウォリアーズで少しプレイする。その後、プレシーズンでの2試合という僅かな期間をロケッツで過ごすと、解雇され、すべてが始まったマジソン・スクエア・ガーデンへ行き着く。

Linの登場は、NBAの長い歴史を見ても、驚くべきことのひとつであり、重要な出来事のひとつでもあろう。

コメント