Jeremy Lin thinks being Asian-American hurt college basketball scholarship offers

原文:NBC Sports


Jeremy Lin は奨学金をもらわずに、大学でバスケットボールをプレイした。ハーバード大学にはスポーツ奨学金がない。

高校時代のLinは有名な選手だった。彼は、パロアルト高校をカリフォルニア州チャンピオンに導き、数々の賞も獲得している。しかし、彼のホームタウンにあるスタンフォード大学は、彼に奨学金を提示しなかった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)も、オレゴン大学も、パシフィック12カンファレンス(Pac-12)に加盟する大学はどこも申し出ていない。Linは成績表、適性試験の結果、履歴書をハーバード大学へ提出し、東部へ向かう。

すでにわかっているように、大学生時代のLinはサマーリーグに挑戦できるレベルの選手であった。Linsanityという破壊的な嵐がニューヨークを襲うまでに、そこで注目を集め、それなりのプレイをしている。

しかしなぜ、その才能は高校卒業時に認められなかったのだろうか。日曜日に放送された『60Minutes』(記事版)でLinは、Charlie Rose と率直に意見を交わした。

僕のなかで明らかに思うのは、僕がアジア系アメリカ人だからということ。それはまったく別問題のはずだけど、障壁になっていたと思うよ。固定観念だね。

それは彼がドラフトされなかったことにも影響しているのだろうか。私はそう思わないが、NBAコミッショナーの David Stern は、影響があったと番組内で答えている。

本当の意味で答えるなら“イエス”だと思うよ。」と、Sternは話す。「選手を審査するという観点なら、ハーバード出身であることやアジア系であることが理由で、彼が差別されたかどうかはわからない。

Linはハーバード大学の最終学年時に、1試合平均17得点、51.9%のシュート成功率を記録している。しかし、Linのプレイには多くの欠点もあった。それは、彼が契約を目指してプレイしたサマーリーグでも見られた。彼はペイント内へドライブするスキルがあったものの、シュートをなかなか決められなかった。ターンオーバーも犯すし、ディフェンスに優れているわけでもなく、身体的にもNBAでは平均的な選手だった。彼がこれらの弱点をどれだけ克服できるのか知る必要があった。スカウトたちは選手の欠点に注目し過ぎるため、長所を軽視することが多い(私もその一人だろう)。Linは優れた試合感を備えていたし、彼のプレイスタイルはファンを魅了していた。

彼がチャンスを得た理由はどれだろうか。おそらく固定観念はあったが、NBAレベルのドラフトでは身長の高い選手などに賭けるのが普通だと私は感じる。そのときはそうであったように思う。彼がそれらの欠陥を克服できたのは明らかだ。ドラフトはすべてのスポーツにおいて、不正確な科学だと言える。私は、彼が大学で奨学金をもらえなかった理由を推測するつもりはないが、私のスカウトセンスは、ドラフトのような人材発掘であり、決して完璧ではない。

とはいえ、Linは認識を変えている。それだけでもバスケットボール界にとってはよいことであり、とくにNBAではそうだろう。

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