The NBA, A-through-Z: Derrick Rose

原文:Yahoo! Sports


10月第1週のメディアデイが来れば、やきもきしたファンから多くのクリック音が聞こえてくるだろう。Derrick Rose が手術で修復した左膝に何を装着するのか、それを知りたくて必死なのだ。シカゴ・ブルズは10月5日、最初のエキシビジョンゲームでインディアナ・ペイサーズと対戦する。世界中が注目するだろう。筆者は、その重要な瞬間を報道するために会場へ出向く予定だ。シカゴ・ブルズは10月29日、マイアミ・ヒートとの開幕戦で2013-14年シーズンをスタートさせる。その視聴率は大規模なものとなるはずだ。それはただ単に、シカゴ・ブルズのファンが注目しているからではない。健康な Derrick Rose がブルズを導き、東地区でマイアミのライバル役を演じられるのか。今回に限り、その注目は LeBron James だけのものではない。

厳密な吟味が必要だ。前十字靭帯断裂(ACL)からの復帰は通常であれば9カ月から10カ月間で済むところ、Derrick Rose は19カ月以上も費やしたのだから、疑問の声があがる。Rose がNBAのスピードに慣れるまで、しばらく時間がかかるだろう。彼なしで19カ月間プレイしてきたチームメイトや新加入選手にも同じことが言える。Rose が去った2012年4月と比べれば、今の東地区は混戦状態にあり、シカゴはその対応に苦戦するだろう。

それらの問題は解決し、Roseもすぐに本領を発揮する。開幕までの日数をカウントすれば、私たちもすぐに、現在考えていることを思い出す。Derrick Rose が戻ってくることを。

シーズンMVP、チームを変貌させる才能、リーグでもっとも爆発力のあるポイントガード、10億ドルのスキルを備えたハードワーカー、そんな選手がシカゴ・ブルズに加わるのだ。しかも、2012-13年シーズンの落胆を除けばコストがかからない。

なぜそんなに待たせるのか」という落胆も、ほぼ去ったようなもの。そして、Roseが試合でプレイするまで残り11週間。Danny Granger や Andrew Bynum といった選手も復帰する状況で、Rose のような選手の復帰はNBAファンを熱狂させるはずだ。

また、耐えしのいだことも思い出すだろう。長いシーズン、やりにくい環境、タフな試合、19カ月という期間は離脱するには長い。ACLからの再起は近年、完全な復帰へとつながっているが、靭帯の再構築は回復の一面でしかない。残りの99%は、Roseが昨春、救世主として急いでブルズに復帰しなかったことからもわかるだろう。もしくは、昨冬3月のシカゴがそれを特殊なものにしたのかもしれない。

シーズンが進むまでは、それも重要ではない。世界が Derrick Rose を取り戻す。それだけで十分だ。





Tips to translate

  • for once = 今回だけは
  • hit my stride = 本調子になる、本領を発揮する
  • beside myself = 取り乱す、我を忘れて
  • none the worse for wear = どこも何ともない

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