アメリカ・メリーランド州ボルティモアに現れたスーパー高校生のことを覚えているだろうか。5-6フィート(168cm)という小柄な彼がバスケットボールの試合に登場すると、その脅威的な身体能力とスキルに街中が熱狂。地域の犯罪率を下げるほどで、彼は「The Crime Stopper」と呼ばれた。
The Crime Stopper こと、Aquille Carr は高校卒業後に大学へ進まず、海外のプロチームと契約することを望む。そして、中国リーグのチームからオファーを受けるも家庭の事情で断り、DリーグでNBAを目指すことに。
Dリーグでの Aquille Carr は1試合平均14分で10.7得点というパフォーマンスを披露。しかし、役割やプレイタイムを不満に感じ、わずか10試合で退団を希望する。その後、カナダのプロリーグへ加入したものの、精神面での準備不足を主な理由に解雇。娘や家族、故郷ボルティモアから離れることが彼にとっては苦痛であった。
大学へ進学しなかったことがキャリアの分岐点だったと、現在21歳の Aquille Carr は振り返る。納得しているものの、後悔もあるようだ。今夏、プロ選手としてトーナメントに参加し、これまでの失敗を活かす意味でも諦めることなくトレーニングを続けている。NBAの舞台を夢見て。
参考記事:VICE Sports、SLAM
ブログ: 身長168cmでのダンクや超絶ハンドリングで魅了したかつてのスーパー高校生、Aquille Carrの人生をハイライト映像やドキュメンタリー作品で振り返る記事を掲載しました。
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— Hikki Sicks (@hikki76) September 15, 2015
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