原文:The Players Tribune
ブログ: 17歳の自分へ向けて書いたKobeの手紙を翻訳。後輩たちへの忠告でもあるのだろうか。NBA選手はコート外の葛藤や誘惑とも戦わなければならない。https://t.co/bKCiNaXxaB pic.twitter.com/buxN8pVGNR— Hikki Sicks (@hikki76) July 24, 2016
17歳の私へ
明日、レイカーズでプレイする夢が叶う。家族や友人への投資方法を探る未来もやってくる。つまらない話に聞こえるだろう。悩み事になるなんて思わないだろう。でも、少し時間を割いてほしい。
私が言っているのは投資だ。
与えることではない。
説明させてくれ。
純粋な気持ちで姉弟や友人へ物を与えることは正しい決断に思えるかもしれない。愛する彼らと一緒に、君の成功を分かち合うのは当然。車や豪邸を買い与え、請求も肩代わり。裕福な生活を送ってほしいはずだ。
しかし、その正しいと信じる気持ちが彼らを妨害していることに気付く。
彼らを大切にしているのはそうすることで自分が幸せを感じるため。それはとても身勝手な発想だ。自分自身に満足し、彼らの夢や希望を徐々に蝕んでいく。物質的に満たしても、自立や成長といった重要な機会を奪うことになる。
家族のリーダーとなれば、姉弟や友人が納得できないような厳しい決断も下せる。
未来への投資であって、ただ与えるだけではダメ。
彼らの夢や目標を叶える手助けとなるよう、経済力や影響力を活用するのだ。学校へ通わせ、仕事も紹介し、彼らの能力で成功するように導く。自分に課した努力や情熱を彼らにも同じく問え。
すぐに始められることで、彼らの道を正す苦痛からも開放されるから、今こうして書いている。放っておくと、自分も含めた周囲の人間からの怒りや恨み、嫉妬につながるだけ。
時間が経過すれば、彼らは自立し、希望を抱き、人間関係も明らかに改善するだろう。
書きたいことはいくらでもあるけれど、17歳の君には二千語を読むだけの根気がない。
次の機会があるなら、ビジネスに親族を参加させることも話そう。もっとも重要な助言は、親は親であり、使用人ではないということ。
最初の契約にサインしたら、親に適切な予算を割り当てよう。自分の仕事を成長させ、人々を支援しつつ、両親にも素敵な生活を。そうすれば、君の孫やひ孫もそれぞれの未来に投資できるはずだ。
人生の変化は今まさにすごい勢いでやってくる。それでも、9時間の練習を終えて寝るたびに落ち着かせよう。
事の始めに準備しておけば、心痛は避けられ、20年後の現在まで引きずることもない。信じてほしい。
愛を込めて、Kobe より。
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